-錦ヶ丘保育園- 通信

                                       
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2020教育改革に向けて
こんにちは。副園長の堂園です。
先日、鹿児島市教育委員会の方と打ち合わせをしてきました。
保護者の皆様向け、そして園内研修で職員へ「2020教育改革に向けて」という内容の講演をお願いするためです。

なぜこのような会を計画しているかといいますと、それはズバリ、きちんと教育改革について 理解をしたいからです。
先般もベネッセの資料をこちらのブログで紹介しました。
またYoutubeなどで見ると鈴木寛さんのプレゼンテーション(https://youtu.be/o1-fFQlhZHo)をはじめたくさんの教育改革に関する動画も出てきます。
ちなみにこのプレゼンの中で鈴木さんは今回の日本の教育改革を「第3次産業革命ぐらい大きな改革」とおっしゃっています。

巷には教育改革に関するたくさんの情報が出回っていますが、実際には”変わっていくんだな”という地鳴りのような実感はなかなかありませんよね。
「それって中央省庁のお偉いさんが言ってるだけで実現にはあと何十年もかかるんじゃないの」
「上の子は小学校・中学校に行ってるけど教育改革の話なんて聞いたことが無い。我が子に関係があるのかしら」そんな思いの方もいらっしゃるかもしれません。

かくいう私も、「ふーん、2020年ねえ。ほんとかなぁ」と思っていました。
ですが、小・中・高に先がけて改訂された保育所保育指針や幼稚園指導要領の中身を学び、また今フィンランドの大学院で学ぶ中で
「なぜこのような改革を行うのか」の輪郭が以前よりはっきり見えてきたように思います。
今日本政府が推し進める教育改革に似た改革はすでにいろんな国で行われており、今まで私たちが学力だと信じてきたものが実は暗記力でしかなかったのではないか、
国力を高めるには教育が基本だ、といった議論は日本だけでなく世界中で数多くなされています。

錦ヶ丘保育園の卒園生は小学校に進学します。
当たり前と言われればそうなのですが、保育に携わる私たちもしっかりと その先の教育を理解していくことが大切だと思います。なぜならば、幼児期は将来にわたる力を培う時期でありすなわち保育園卒園後の姿もイメージしながら保育をしなければ人生の礎を強固なものにすることはできないからです。決して先のことばかりを見ているわけではなく、長期的な視点で子どもの育ちを考えた時に私たちは今なにをすべきかということが見えてくると思うのです。

「2020年教育改革」。
なんとなくカッコいい響き。
それを主導する地元の行政から鹿児島では何がどのように変わるのか、そして実際今どんなことが変わっていってるのか、それを聞きたい!と思っての企画です!年明けになる予定ですが、楽しみにしていてください。


最後に、こちらを是非ご覧ください。
https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/ten_download/2018/2018092845.pdf
小学校低学年の先生向けにかかれた「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」解説などです。
幼稚園・保育園で育まれた10の姿(これは目指す姿ではないことに注目です)をさらに小学校で伸ばすにはという視点でまとめられています。
これからはスタートカリキュラム(小学校)・アプローチカリキュラム(就学前教育施設)を活用することで、幼児期の学びを連続性のあるものにしていこうという様になっています。
錦ヶ丘保育園の年長児も、小学校の運動会や地域ふれあいの会に参加したり、卒園児交流で「小学校ってどんなところ」という話をしてもらったり、
アフタースクールの小学生と遊ぶ中でその一歩先をイメージできたりと緩やかに、小学校へのつながりを目指しています。
実際に、運営補助金に「小学校接続加算」という加算もあり、年間の計画を役所に提出しています。

この10の姿には「静かに座って大人の話が聞けること」「自分の持ち物の管理ができること」や「みんなと仲良くできること」などは盛り込まれていません。
先日の教育委員会の方とのうちあわせでも「座って話を聞けることも大事ではあるのですが、一番ではありません。自分の意見を持ち発表できること、自分と違う人の意見を聞けることの方がもっと大事」といった趣旨のお話をされていました。

10の姿、内容を見てみるとどうでしょう。
「社会生活との関わり」→先週土曜日にごしょらんで花の苗を買ったり地域の方に自らご挨拶してる年中・年長児の姿がありました。交通局にもバスと市電を乗り継いで行ってみたり、夏は城山ホテルやパン屋さん、保護者の方が経営されている自動車整備工場で社会科見学をさせていただきました。園の外へ少人数で出ていく活動も徐々に増やしています。
「共同性」→こんどの発表会できっとご覧になると思いますが、自分たちで「じゃぁ●●君がこうしたらどうかな」など協力して劇やダンスなどの内容を作り上げる力がついています。毎回圧巻の積み木の街も共同がなければ作れませんね。一緒にやってみよう、という発想がでてくるのも経験があってこそです。
「思考力の芽生え」→氷って何でできてるの?園庭の水車はどうして回るの?など小さな科学者がたくさんいます。仮説を立てて、自分で調べようとする子もたくさんいます。3-5歳児では調べものようにiPadも導入してみました。
「言葉による伝え合い」→にしきっこにも書いてありましたがいざこざがあっても「ちょっとあっちで話あってくる」と自分たちで解決しようとするこども達の姿があります。大人に言われたからぶすっと「ごめんね」と怒鳴るのではなく、「こんなことをされて嫌だった。もうしないで。でも自分も気を付ける」など、聞いてるこちらがびっくりすることも。書き出すときりがありません!!笑 これらの姿はこどもが自分の興味関心に基づき主体的にとことん遊びこんだ時にぐっと伸びていくような実感があります。これまでは「のびのび保育」の時間のように大枠や基本の約束事はありながらも個々それぞれが満足いくまで遊び混む時間を作ることが出来ずにおりましたので、今年はなおさらその手ごたえを感じています。
一見すると10の姿はあたりまえの子どもの姿に見えるかもしれませんが、これらに示されている資質をのばすために、保育士は日々研究・研修を重ねています。
言葉かけ一つでまったく活動が違う方向に行くこともありますし、危険でない限り口を出さずに見守ること、ヒントを出すタイミング、10の姿の資質を育む仕組みづくりなど発展途上ではありますが試行錯誤しています。

幼稚園も保育園も幼児教育施設です。その教育が幼少期から高校生、もっといえば生涯学習においても連続して変わります。ワクワクします。
同時に、変わらなければいけないのはこどもではなくて大人だということを肝に銘じてまいりたいと思います。
保護者の皆様とも是非、一緒に変革を楽しんでいきたいです。
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